展示中 一覧
※参加費は「お一人当たり×人数分」が必要です。
去年の9月に試しに海水の水槽であるふしぎな水槽内にウナギを入れてみたところ
海水に順応し、周りの海水魚と何変わりなくくらしています。
ウナギは産卵時期になると日本から2500km離れたマリアナ海溝で産卵し、
稚魚の時に北赤道海流、黒潮に乗って日本にたどり着いて川や湖でくらします。
淡水でも海水でも両方の環境で生活できるのがウナギの面白いところです。
今回ご紹介したウナギは、普段は底の給水用のパイプの中に隠れていますが、
15時ごろの餌やりの時に出てきて、餌のイワシを捕食します。
海水でくらしているウナギはめったに見られないのでぜひ御覧ください。
当センター1階「ふしぎな水槽」コーナーで展示しています。
6月4日に若狭町世久見の定置網で全長約5cmのマサバ幼魚の群れが捕れました。
マサバは、動物プランクトン、小魚など小動物を捕食します。
また、多量に漁獲されるので食卓によく上がる魚です。
今年は定置網でよく捕れており、マサバの幼魚も捕獲されました。
幼魚を生きたまま捕獲できることは珍しく、今回初めて展示することができました。
この機会にぜひ間近で展示中のマサバをご覧になられてはいかがでしょうか?
当センター1階「屋外水槽」にドチザメやマアジなどの魚と一緒に展示しております。
※2015年8月8日に展示終了いたしました。
3月3日、ヌマチチブが水槽の仕切り板に産卵しました。 ヌマチチブは、淡水にすむ雑食性のハゼの仲間で、三方五湖にも見られます。
本来は5月~9月に石の裏などに産卵しますが、水槽の水温が温かいのでこの時期に産卵したのでしょう。
卵はオスが守りますがその様子は、川に潜らない限り見ることが出来ません。 ぜひ当センターにご来館のうえ、ヌマチチブの卵を守る貴重な様子をご覧になってみてはいかがでしょうか? 当センター2階の「三方湖水槽」に展示しております。
三方五湖の一つである三方湖で捕れた全長9㎝のウキゴリを展示しています。
ウキゴリは、淡水にすむ肉食性のハゼの仲間です。
ハゼの仲間の多くは水底にお腹を付けて生活しますが、このウキゴリは水底から離れてふわふわ泳ぐ習性があります。
この様子から「浮きゴリ(ゴリはハゼのことです)」と呼ばれるようになりました。
水槽内では、写真のように水槽の上層で、ふわふわ泳ぐ様子を観察することができます。
当センター2階の「三方湖の生きもの」に展示しておりますので、ぜひご来館ください。
三方五湖の一つである菅湖で捕れた甲長5㎝のモクズガニを展示しています。
はさみには細かい毛がびっしりと生えているので、英語ではMitten crab(手袋ガニ)と言われています。
食用として有名な上海蟹(チュウゴクモクズガニ)と同じ仲間なので美味しく食べることができますが、ベルツ肺吸虫という寄生虫がいることがあるので良く火を通すことが必要です。
水槽内では、水槽の中に入れた流木の影に隠れたり、時には写真のように流木に登っている様子も観察することができます。
当センター2階の「水月湖・菅湖の生きもの」に展示しておりますので、ぜひご来館ください。
若狭町世久見の定置網で捕れた全長25cmの個体を展示しています。
アマダイは各地でいろいろな呼び名があり、京都や福井ではグジと呼ばれています。
アマダイは、食べるとその味に甘みがあることと、頭の形が頭巾をかぶった尼さんの姿に似ているところから、名前がついたと言われています。
アマダイは、深さ20メートルから300メートルぐらいの砂や泥の海底に巣穴を掘ってすんでいて、エサを食べる時に外に出て、敵が来ると巣穴の中に逃げ込むと考えられています。
水槽内では、アマダイが巣穴を作るのに口の中に砂をくわえて、運んでいる様子を観察することができます。
天然のアマダイを水槽展示しているところは珍しいため、この機会にぜひ間近でご覧になられてはいかがでしょうか?
当センター1階の「若狭路のおいしい生きものたち」に展示しています。
全長約6cm。トルコなど西アジアの川や水温37℃までの温泉にすむ淡水魚です。
口が吸盤のようになっており、石に付いたコケをなめるように食べます。
人の皮膚の古い角質をついばみ皮膚病を治すといわれていることから、ドクターの名がついています。
1月28日から当センター2階の「企画展示室」に展示してあり、水槽に手を入れることができるようになっております。
ぜひ、ガラ・ルファが手の角質をついばむ、不思議な体験をしてみてはいかがでしょうか?
とっても気持ちいいですよ!
若狭町世久見で捕獲した全長18㎝の個体を展示しています。
体が四角い箱に似ていることから「ハコフグ」といわれます。この硬い箱と体の表面から出す粘液に含まれるパフトキシンという毒によって身を守っているため、動きがゆっくりでも外敵に襲われることはありません。
福井県には暖流に乗って夏~秋にかけてやってきますが、冬になると死んでしまう「死滅回遊魚」のひとつです。
他の魚にはない動きと形が面白い魚ですので、皆様もご覧になってみてはいかがでしょうか?
当センター2階の「若狭湾を彩る小さな生きもの」コーナーに展示しています。
若狭町世久見の定置網で捕れた個体を展示しています。
背中が茶色く、お腹が白いハリセンボンの仲間で、体に小さなトゲがいくつもありますが、ハリセンボンと異なりトゲを立たせることはできません。
福井県には暖流に乗って夏~秋にかけてやってきますが、冬になると死んでしまう「死滅回遊魚」のひとつです。
当センター2階の「生きるための適応の水槽」に展示してあり、となりの「アマモ水槽」には同じ仲間のハリセンボンも展示してあります。
ぜひ当センターへご来館のうえ、熱帯の海にしかいない珍しい魚を比較してご覧になってみてはいかがでしょうか?
2014年12月20日、若狭町世久見の定置網で、全長110㎝のホシザメが捕れました。
ホシザメは写真と名前のとおり、体に不規則に散在する白点が見られます。
サメというと人を襲うイメージがありますが、このサメは、イカ、タコなどの軟体動物や、カニやエビなどの甲殻類しか食べないので、人を襲わないサメのなかまです。
海岸や船釣りで釣れることがあり、肉は蒲鉾やはんぺんなどの練り物の原料になります。
当センター1階の「ふしぎな水槽」に、同じく人を襲わないドチザメと一緒に展示してあります。
ぜひ当センターへご来館のうえ、「ふしぎな水槽」のサメたちを見比べてしてみてはいかがでしょうか?
※展示場所が屋外水槽に変更されました。