スズキ目 一覧
※参加費は「お一人当たり×人数分」が必要です。
「ヒゲダイ」の学名は、Hapalogenys sennin といいsenninは仙人のようにふさふさとしたアゴヒゲが生えていることから付けられました。(仙人ならぬ仙魚といったところでしょうか。)
成魚は45cmになる魚ですが、幼魚の頃は浅い砂浜の底で落ち葉そっくりに化けて身を守っています。展示している個体は、平成27年5月に大飯郡高浜町の若狭和田海水浴場で行われた砂浜の生きもの観察会で採捕されました。採捕された時には4cmほどでしたが、当センターに持ち帰って飼育したところ、今では30cmほどに成長しました。
小さな頃から飼育しているので愛着も一入で、ぜひとも仙人のような貫禄が出るまで長生きしてほしいものです。
ヒゲダイは当センター1階の、「ふしぎな水そう」で展示しています。
餌も食べに来てくれます!!
10月16日に日向沖で釣獲された大型のコブダイを展示しています。
コブダイは、ベラの仲間に分類される大型魚です。佐渡島の通称「弁慶」という特に大きな雄のコブダイはダイバーにとても人気があります。
展示することになったコブダイは、コブの突き出た78cmの大きな雄の個体で、顔にある複数の傷が歴戦の勇士感を醸し出し、弁慶にも勝るとも劣らないド迫力です。
当センター1階の野外水槽にて展示しています。
これほど大きなコブダイを間近に見られる機会はめったにないので、ぜひご来館ください。
※2016年1月16日特大コブダイの展示終了いたしました。
6月4日に若狭町世久見の定置網で全長約5cmのマサバ幼魚の群れが捕れました。
マサバは、動物プランクトン、小魚など小動物を捕食します。
また、多量に漁獲されるので食卓によく上がる魚です。
今年は定置網でよく捕れており、マサバの幼魚も捕獲されました。
幼魚を生きたまま捕獲できることは珍しく、今回初めて展示することができました。
この機会にぜひ間近で展示中のマサバをご覧になられてはいかがでしょうか?
当センター1階「屋外水槽」にドチザメやマアジなどの魚と一緒に展示しております。
※2015年8月8日に展示終了いたしました。
3月3日、ヌマチチブが水槽の仕切り板に産卵しました。 ヌマチチブは、淡水にすむ雑食性のハゼの仲間で、三方五湖にも見られます。
本来は5月~9月に石の裏などに産卵しますが、水槽の水温が温かいのでこの時期に産卵したのでしょう。
卵はオスが守りますがその様子は、川に潜らない限り見ることが出来ません。 ぜひ当センターにご来館のうえ、ヌマチチブの卵を守る貴重な様子をご覧になってみてはいかがでしょうか? 当センター2階の「三方湖水槽」に展示しております。
三方五湖の一つである三方湖で捕れた全長9㎝のウキゴリを展示しています。
ウキゴリは、淡水にすむ肉食性のハゼの仲間です。
ハゼの仲間の多くは水底にお腹を付けて生活しますが、このウキゴリは水底から離れてふわふわ泳ぐ習性があります。
この様子から「浮きゴリ(ゴリはハゼのことです)」と呼ばれるようになりました。
水槽内では、写真のように水槽の上層で、ふわふわ泳ぐ様子を観察することができます。
当センター2階の「三方湖の生きもの」に展示しておりますので、ぜひご来館ください。
若狭町世久見の定置網で捕れた全長25cmの個体を展示しています。
アマダイは各地でいろいろな呼び名があり、京都や福井ではグジと呼ばれています。
アマダイは、食べるとその味に甘みがあることと、頭の形が頭巾をかぶった尼さんの姿に似ているところから、名前がついたと言われています。
アマダイは、深さ20メートルから300メートルぐらいの砂や泥の海底に巣穴を掘ってすんでいて、エサを食べる時に外に出て、敵が来ると巣穴の中に逃げ込むと考えられています。
水槽内では、アマダイが巣穴を作るのに口の中に砂をくわえて、運んでいる様子を観察することができます。
天然のアマダイを水槽展示しているところは珍しいため、この機会にぜひ間近でご覧になられてはいかがでしょうか?
当センター1階の「若狭路のおいしい生きものたち」に展示しています。
2014年12月9日、若狭町世久見の定置網で、全長15㎝のゲンロクダイが捕れました。
名前にタイとついていますが、日本海に生息している唯一のチョウチョウウオの仲間で、他のチョウチョウウオより低温に強い魚です。
とがった口で小さな甲殻類やプランクトンを食べ、いつもはとても深いところにいますが、水が濁ると水深10m位まであがってきます。
当センターに7年間勤務している職員でも、過去に1回しか見たことがないほど珍しい魚ですので、皆様もぜひご覧になってはいかがでしょうか?
当センター2階の「若狭湾を彩る小さな生きもの」に展示しております。
※2015年3月31日に展示終了いたしました。
2014年9月16日美浜町沖の定置網にかかっていたヒナコバン(全長18㎝)を譲り受けました。
頭に小判のような吸盤を持ち、カジキになどの大型魚にくっついて、大型魚の食べかすを餌にします。コバンザメの仲間では最も小さいです。
また、8月中旬に展示していました珍しいアメフラシの仲間、ショウワアメフラシ(体長15㎝)が9月19日、またもや若狭町沖で捕獲されました。現在、ヒナコバンは2階アマモ水槽に展示しています。なかなか見られない生き物なので、ぜひご覧ください。
※ショウワアメフラシの展示は2014年10月1日に終了いたしました。
※ヒナコバンの展示は2014年10月25日に終了いたしました。